2016/02/09
染物屋の乾燥室です。
暗いですねー。
怖いですねー。
これは工場の乾燥室です。
中央のボイラーをガンガン炊いて熱風で染めた生地を乾かします。
屋外で天日干しする場合は屋外の干場で干すんですが、短い時間で乾燥させなければいけない場合や雨が降ってたり、降りそうだったりする場合に使用します。
熱風を送っているときは簡易サウナと化しますので、扉を閉めて、乾燥室外で待機です。
乾燥室を使うとき気を付けなければいけないことは、一か所だけに熱風が当たらないように、遠目で、時間がみて、風の方向を変えたりします。
天日干しと違って、熱風の当たっているとこだけ先に乾いてしまって、他の部分と色のムラができてしまったりします。
雨だから乾燥室というように簡単に考えていると大失敗してしまいます。
そのあたりはやっぱり、染め職人の経験と勘がものをいいますね。
ちなみにこれはのぼりに入れる紋の型です。