2016/02/04
八千代座で見れるかな?迫雨乞い太鼓保存会様の法被です。
本日、山鹿の「雨乞い太鼓保存会」様の法被を納めさせていただきました。
法被完成品の写真を撮り忘れていましたので、急遽、ご自宅で撮影させていただきました。
お話を伺うと、「雨乞い太鼓」はこちらの地域に昔からあるそうです。
日照りが続いた時に田畑に恵みの雨をと祈願して叩かれたそうです。
法被のデザインはベース色に雨の青と、腰がらに降り注ぐ「雨」をイメージし、白抜き柄を入れてあります。
近々、山鹿「八千代座」でも太鼓を披露されるということです。
ステージでも映えるといいです。
法被制作には最終的に身と袖と襟を縫製して完成させます。
工場の縫製スタッフが身丈や身幅をチェックしながら、ミシンで丁寧に仕立て上げます。
一般的に多いデザインは、身の生地色をカラフルな色で染め、背中の大紋を白抜きします。
襟は目立つように黒で染め、団体名など好きな文字を入れます。
腰がらはお好みで入れたり、入れなかったりですね。
こちらの襟と
こちらの大紋の入った身と袖をつなぎ合わせます。
法被の身は正面と背中側の生地は一枚ものです。
肩のところで、曲げて、脇を縫い合わせていきます。
襟が付く、正面側は切り込みを入れ、襟を付けていきます。
昔も今はこの作り方はかわりません。